ショッピング 

 
石林に向かう道路沿いにある土産店に停車した。こんな山中の店であるにもか変わらずトイレはきちんと扉が有り、以前訪れた万里の長城のトイレのようなパーテーションだけの仕切りとは異なりまともであった。

 

 
店内の商品を見て廻った。先ほどバスの中で現地ガイドから説明のあった少数民族が実際に使用していた衣装の特徴的な刺繍部分を切り取って小さな額に入れた土産が沢山売られていた。買う気は無かったが興味が有ったので店員の説明を聞きながら眺めた。土産として売るだけの事あって刺繍の細かさとその独特のデザインは素晴らしい。これらの商品とは別に藍染の布で作った服や手提げ袋、テーブルクロス等が並べられた一角があり、これを眺めていると店員が安くするからとしきりに買うように勧めてくる。サイズ的には食卓のテーブルクロスにもなるし、ソファーのカバーにもなりそうなので気に入った柄の物を1枚購入した。

 

 
石林の観光を終わり昆明市に入るとトイレ休憩を兼ねて「雲南民族茶道館」の看板が出されたお茶屋に立ち寄った。

 

 
中に入るとトイレ休憩よりもお茶の販売が主目的で、奥の部屋に入って6種類(迎賓茶、ジョク茶、プアル茶、高原烏龍茶、黒宝珠、レイシコウ)のお茶の試飲が始まった。

 

 
それぞれ特徴的な味では有るが、日本の玉露に比べれば出ガラしのお茶としか思われない。その割には高価で3,800円/100gもする。本当にこんな高い値段のお茶を中国人は飲んでいるのだろうか疑問に思う。しかし、そのお茶の効能を聞くとお茶と言うよりは薬である。薬と思えばそう馬鹿げた値段でも無いようだ。

 

 
お茶葉を丸く固めたもの。