兵馬俑坑博物館

ここは秦の始皇帝が生前に自分のための墓を作ったところで、畑の真中から農夫の作業中に発見されたものであり、今も発掘活動が続けられている。発掘場所は1号坑、2号坑、3号坑の3箇所に別れ、それぞれ全体が大きなドームで覆われていて中の写真撮影は一切禁止されている。ここもかなりの人出で、人垣を掻き分けながら最前列迄進んで行くのが難しい。ちらほら日本の団体観光客を見かけるが、圧倒的に中国人観光客が多い。

 

 

 

最初に見学した1号坑は、観光パンフレットでよく見る、等身大の兵隊が溝の中に何列も重なり合って写っている有名な所だ。坑内は薄暗く、撮影禁止にしては至る所でカメラのフラッシュが光っている。我々は添乗員や現地ガイドから撮影禁止の旨、見つかるとフィルムを取り上げられると注意を受けていたのでカメラはバッグにしまっていたが、周囲の状況を見る限り誰も注意を受けている様子は無い。ここまで来て写真を撮らずに帰っては悔いが残るのは必至。こっそり柱の影に隠れてファインダーを覗かずに適当に数枚撮った。後から確認したらまあまあ記念になる写真は撮れていた。
 この坑では公営の写真店が有料で記念写真を撮ってくれる所があり、一部のツアー客は撮ってもらっていた。坑内は広いが良く見えるところは数カ所しかないので見学者がすぐに殺到してしまう。遠くから見ても6,000体もの兵馬俑は見ごたえがあった。