ラムセス9世の墓
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未完成の状態で残っているレリーフや壁画。

 

 

玄室に入る途中の通路の天井に背中合わせの奇異な空の女神が描かれている。一つは夜を、一つは昼を現している。地球の上に居る人全部を保護している姿を現す。太陽が出るときは口の中から出し、沈むときは体の中に入ると考えていた。奥の壁面には復活の印であるスカラベと太陽の円盤の形や王のミイラも描かれている。

 

ミイラから魂が復活することを現すシーンが描かれている。

 

復活の印である太陽の円盤の形とスカラベが描かれている。スカラベは太陽が出る時、爪にその光を感じ直ぐに出てくるので、太陽が出ることを現す文字として使われた。日の出は復活と同じと考えていた古代エジプト人はこの虫を復活の印とした。