世界遺産フマユーン廟

 

 

 

ここはムガール朝の二代目皇帝フマユーンの先祖の霊を祀った屋舎で、王妃が亡き皇帝のために建築したものである。シンメトリックな均整のとれた独特の建築様式で色の違いを除けばタージ・マハルによく似た建物である。 煉瓦の赤と大理石の白とで美しい壁面模様を施している。

 

  

 

  

 

ぐるりと一回りして写真を撮ると、よく分かったのだが、建物は四隅が削られた八角形となっているのも大きな特徴の様だ。

 

内部に安置さたフマユーン帝の石棺

 

 

見学を終えてバスに向かうと、途中の道端に白いターバンを巻いた如何にもインドらしいコブラ使いが居て、笛を吹きながらコブラを操っている光景が目に入る。これはナイスショットとばかりにカメラを構えて近づくと、中央の大きなカゴから大きなニシキ蛇を取り出して写真を撮れとばかりの仕草をする。おそらく後から金を取られると思いつつもこの光景は是非カメラに収めておきたいインドであり、何枚か写真を撮ってその場を立ち去ろうとすると、案の定金をくれと叫びだした。聞こえない振りをしてそのままバスに向かって歩き出すと追っかけてくる。200Rsと法外な要求(ホテルのチップでも10Rsが相場である)をするがそれを無視して10Rsを取り出して渡そうとすると少なすぎると言う素振りをしてたので、それなら金はやらないとばかりにポケットにしまう素振りをすると、手を差し出して黙って10Rsを受け取って立ち去った。なるほど、これがインド風の値段の交渉の仕方かと一つ勉強になった。