酒玉夜行杯廠 

 
「酒玉夜行杯廠」の看板の掛かった店の前でバスは止まった。ここは夜行杯を売っている店で中に入るとその製造工程が説明された。

 

 

 

 

 

 
夜行杯は、王翰の「涼州詞」の一説に出てくる事からも有名で、透き通るまで薄く削られ磨き上げられているのが特徴である。ほとんどはワイングラスの形に加工されている。

 

 
材料となる石(玉石)をダイヤモンドの砥石を使って順番に削り出していく。しかし、ここで見せられたのは杯内側の磨き工程だけである。果たして全行程をこの様な手加工で行っているのだろうか。おそらく量産工程では旋盤の様な機械で自動加工していると思う。