バン・パイン 

バンパインの入り口ではタイ人と我々外国人とのゲートを区別している。おそらく外国人の入場者数をカウントしていると思うがここだけそうする目的が分からない。地元の見学者もかなり多い。

 

 

 
ここには広い敷地内に4つのパビリオンが有り、ヨーロッパ(後期ルネッサンス)、中国、タイと異なった様式の建造物が点在し美しい。全て王室の所有物で、ラマ4世によって増・修復がくり返され、現在も別荘として使用されている。

 

 

プラ・ティナン・アイサワン・ティパアード
事前にガイドブックで調べた時には、水上に浮かぶこのタイ式建造物に興味を覚えていたが、実際に見てみると、それほどの物ではない。屋根の形がタイ独特の様式である点と、人工池の中央に建てられている点ではそれなりの趣はあるが規模も小さく、こんなのは日本でも安芸の宮島(厳島神社)が有り、そっちの方がよっぽと風情があり素晴らしいと思う。これは主観の相違なのであしからず。

 

 

 

 

 

展望タワー

 

タイならではの象の造形はみごと。

 

これはタイ国のシンボルツリーである。
この敷地内には多くの植物が植えられているがなかでも黄色の藤の花は、花の形は日本の藤と類似であるが、直接木の枝からぶら下がっており、日本の藤棚的な形態ではない。直射日光の当たる炎天下でも枯れずに綺麗な黄色の花を咲かせているのも珍しい。

 

 

 

 

 

 

プラ・ティナン・ウィハ・チャムルン

 

中国様式の建造物は色彩や屋根に施された龍の飾りがとても素晴らしく、近くの展望タワーからその屋根全体を眺めると更にその素晴らしさが強調された。
建物の外観だけでは無く、室内に置かれたラデン細工の調度品や、手書きタイルの敷き詰められた床等は見事な芸術品で有った。残念ながら室内は撮影禁止の為、写真の紹介はできない。是非、生でご覧頂きたい。