カントーク・ディナーショー 

レストランの名前は忘れたが、かなり有名な所と見えて、日本人ツアーの大型観バスが何台も止まっている。ここでカントークディナーを食べながタイの民族舞踊を楽しむ趣向である。カントークとは“丸テーブルを囲む”との意味であり、小さな丸い中華テーブル風のお膳に乗ったチェンマイ王朝時代の宮廷料理を囲んで食事をする。珍しかったのは籐篭に入れられたタイの餅米(カオニヤオ)を手で摘んで、カレーに浸けて食べる事であった。日本料理では箸を使わずに食べるのは寿司ぐらいな物であるが、これよりもはるかに手が汚れないのに感心した。
 おかずは食べ放題で、皿が空になると直ぐ補給される。カレーを除いては中華風の料理であり味付けもさほど辛くない。しかし、この料理の味付けはタイの人が普段食している物と同じなのか疑問に思える。この店の客は全て外国人、特に日本人が多いのでそれに合わせているのではないかとも思う。

 

食事中にチェンマイの民族衣装を身にまとった美人が白いジャスミンのレイを掛けてくれ、一緒に記念撮影をしてくれた。と言っても向こうは商売で、後からその写真を販売にくるらしい。

 

20時00分よりショーが始まる。我々は舞台の左横の最前列を確保してもらっている。一般的にチェンマイの女性は色が白く美人が多と聞いた。確かに、このショーに出てきた女性達も例外では無かった。
バックに流れる音楽も生演奏で、まさに日本からの飛行機で聞いた単調なタイ独特のミュージックである。機内で聞いていたときには、どんな楽器があの音を奏でているのか分からなかったが、ここで間近に見てよく分かった。

 

 

 

 

 

ショーの内容に関してはタイ語と英語での解説が有ったが全く理解できなかった。6人ほどの女性が一般的なタイ舞踊から各山岳民族の踊りと、民族衣装の紹介のような感じで衣装を着替え4回出演した。
ショーの最後には客席の女性達を動員しての踊りとなり、日本で言うところの盆踊り、阿波踊り的乗りで終了した。