ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ 

正式名は“ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ”でその意味は、“ワット”は寺、“プラ・タート”は仏舎利、“ドイ”は山、“ステープ”は山の名称。つまり、“ステープ山にある仏舎利寺”となるのであろう。また、この寺院は約600年前にグーナ王によって建立され当時の仏舎利は赤煉瓦で作られていたがその後(76年前に)修復され、煉瓦の上を真鍮で覆いさらにその上に金箔が施され、現在の金色の仏舎利になったとの事であった。純金のチェディーは3年前に寄進されたの事である。

 

 

残念ながら小雨が降り続いており、傘を差しての観光となる。寺院への参道の階段両脇には奇抜な色彩の大蛇(ナーガ)が頭を登り口に向けて配置されている。本堂まではこの大蛇の胴体に沿って306段の石段を登りつめる。

 

 

 

ここは標高1073mの高地にあるチェンマイ人の聖地でもある代表的な寺院で、静寂な境内からは田園風景が一望できるはずなのだが本日はあいにくの雨。建物は日本では見られない独特の様式で、ふんだんに金色が使われている

 

 

本堂に入ることになるが、靴を脱がなければならず、下は雨でびしょびしょなのでついでに靴下まで脱ぐことにした。短パンやノースリーブは禁止されているので、短パンで訪れた人は下足番にオーバーズボンを借りて着用していた。

 

本堂は大理石が敷き詰められた敷地に、金色に輝く22mの仏舎利と15mの純金製チェディーが雨に洗われて美しいく見える。

 

 

 

 

 

 

仏舎利の周囲を囲むように仏像が配置されているが、日本で言う十二支に相当するもので、こちらでは自分の誕生曜日に相当する守護神に、病気を治したい所に金箔を貼り付けてお参りする様であり、その金箔を売っている近くの人が、参拝者に生年月日から曜日を教えている。
タイ国の人なのだろうか、幾人かが金箔を買ってその仏像に貼り、地面に正座し頭を深々と地面につけてお参りしている。そんな姿を見るとこちらも思わず合掌してしまいそうになるがこちらは単なる観光人、お参りの仕方も分からないので下手な事をして失礼に当たってはとも思いそのまま立ち去る。