グル・アミール廟

先に見たレギスタン広場のモスクに比べると規模は遥かに小さい。外見上は細かいヒダを持つ独特の形をしたドームが印象的である。ここも門の左右に色彩鮮やかなミナレットを持つが余り特徴はない。 “グル・アミール”とはタジク語で“支配者の墓”を意味し、ここにはティムール帝国三代の王の墓が祭られている。カメラ持ち込み代の400スムを払い中にはいると、ここも金箔を使った豪華な色彩に圧倒される。

 

 

 

 

 

 

更に別料金(1$)を支払って裏口から地下に入ると、ティムールの石棺があり、周囲一面にコーランが刻まれている。1941年にソ連の調査隊により発掘されたとき、不思議な3人の老人が現れて一冊の本を差し出した。その本には「ティムールの墓に手をれる事なかれ、これに触れなば戦争が勃発せん」と書かれていたが、これを無視して墓を暴いた6月21日の翌日、予言の様にヒットラーがソ連に攻め入り第二次世界大戦が勃発したとの不思議な話が残っている。