四面塔 

 
第二回廊を奥に進むに連れて次第に別世界に入っていく。

 

 

 

 
大きな菩薩の顔が至る所に現れ、高い所から見下ろされているかと思うと突然自分と同じ視線に菩薩の大きな顔が現れる。

 

 

 

 

 

 
ほとんどの菩薩は微笑んでいるが、あらゆる角度から無数の視線がこちらに注がれており、この微笑みも不気味な感じを受ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
もし、ここに自分一人で立っていたらこの威圧感に耐えられないかもしれない。

 

 
何も語らぬ石の菩薩だけれど私の心には多くを語りかけてくれた。

 

 
このバイヨンはなんと不思議な世界を造り上げているのだろう。ガイドブックやホームページの旅行記で紹介されている写真を見ていただけでは知る事が出来ない良い体験をした。