七星公園 

 
漓江沿いに少し南下して、橋を渡り東へ向かうと七星公園に到着した。

 

 
ここは敷地面積40kuもある桂林最大の公園だそうだ。

 

 
しかし、私達はこの公園内にある動物園に居るパンダを見に来ただけである。公園に入ってもわき目も振らずに動物園のパンダの居る所に進んだ。

 

 

 

 
パンダはガラス張りの部屋に入って寝ており全く動かず、柵の外からではガラスが反射してパンダの姿は全く見えない。こんな状態では何をしに来たのか分からないと思っていると、添乗員と現地ガイドが飼育小屋の裏に回って係りの人にパンダを部屋から外に出すように頼んでくれた。

 

 
そのお陰で、係員に追立てられ大きなパンダがゆっくりと扉からこちらに向かって出てきた。

 

 
34歳とかなりの高齢で動きが遅く、直ぐに部屋の中に戻ろうとしたので、その扉が閉められた。

 

 
可哀相にパンダは行き場を無くしてその場に座ってじっとしているだけであった。これを見たからと言ってどうと言う事も無く、私達の為に眠りを妨げられたパンダが気の毒に思われて後味の悪い観光であった。動かないパンダをいつまで見ていてもつまらないのでほんの5分程度で切り上げて出口に向かった。

 

 
途中でラクダの形に似た岩が見えてきた。駱駝山と呼ばれこの公園のシンボルになっている。

 

 
また、この一角には馬を形取った異様な植え込みがあった。30分の駆け足で廻っただけではこの公園の良さは分からないのだろうが、私にとってはこんな公園は不要な観光でしか無かった。