漓江下り その1 

 
9:15漓江下りの船着場の竹江(ちくこ)に到着する。外国人観光客の乗船場所は決められており駐車場には大型バスが何台も駐車している。

 

 
バスを降りて少し歩くと狭い水路に架けられた石橋を渡り桟橋に出た。

 

展望デッキを持つ2階建ての観光船で私達は2階の客室を独占して使えるようになっていた。

 

1階の客室は欧米の観光客が利用していた。これから終着の陽朔(ようさく)まで61kmを4時間ほど掛けて下る事になる。まず客室に入ると1番前の右窓側の席を確保した。

 

 
9:35観光船が一斉に桟橋を離れて漓江下りに出発する。

 

 
漓江の源は桂林の北方に700km離れている猫児山(ねこじやま)と呼ばれる麓から始り、桂林市内を南北に貫き陽朔を経由して広州の珠江(じゅこう)迄全長437m流れている。その中で1番景色の良い所がこれから訪れる竹江(ちくこ)から陽朔(ようさく)までの間61kmである。

 

 
更にハイライトは竹江を出発してから1時間後の楊堤(ようてい)から始まると聞いたので暫く椅子に座って待った。

 

 

 

 
2階のデッキは出発開始からビデオカメラを持った欧米人の観光客が陣取って撮影している。4時間の遊覧なのだからこんなに早くからビデオを回していてはテープも電池も持たないだろうと思いながら周囲の風景を眺めていると10分も経たない内から、遠くに霞む奇峰の景観にじっとして居られず窓から身を乗り出して写真を撮り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
後ろを見ると観光船が50m位の間隔を置いて何艘も連なっているのが見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
10:19今度は左手に、昔の皇帝が被る冠に良く似ている冠岩(かんがん)が見えてきた。