漓江下り その5 

 

 

 

 

 
11:52川は大きく左に蛇行する付近に来ると右手に村が見えてきた。恐らくここは少数民族の暮らす古い町「興坪(こうへい)」だろう。ここまで来ると船下りも陽朔までの20kmを残すのみになった。

 

 
しかし、現れる景色は益々素晴らしさを増して行くばかり。出航して直ぐに目にした光景などは今考えるとほんの序曲にしか過ぎなかったのがここまで来て良く分かった。現地ガイドが説明した通り、「見所は楊堤を過ぎてから」の意味が理解出来た。

 

 

 

 
11:54今度は前方右手に5本の指を伸ばしているような「五指山」が見えてきた。こんなに鋭く切り立った奇峰が途切れる事無く何処までも続くのは不思議である。

 

 
今から3億2千年前この辺は全て海の底だったそうだ。それで海底の中に沈積した堆積物が石灰岩になって、その後何回かの地殻変動によって海底から隆起し陸地となり、風化や水の浸食により今目にしているような奇峰が形成されたと聞いた。

 

 

 

 

 

 
12:00竹の子に良く似た奇峰(タニシ山)が見えてきた。これは「螺師山」と呼ばれている。