赤ピラミッド 

「赤ピラミッド」の名前はその色の赤さから付けられている。高さ99m、赤い石灰岩で作られたので昔は赤かったそうだ。現在外側の化粧岩は自然に剥がれ落ちてしまっている。

  

今から5000年前にエジプトを始めて統一したナルメル王がギザから南に17km離れたメンフィスに最古の都を作ったのが第1王朝時代。そして第30王朝時代まで2500年程続いた。古王国時代(第1〜第6王朝時代)には日干しレンガのピラミッドが沢山造られ、新王国時代(第18〜第20王朝時代)には都がルクソールに移された。第4王朝にクフ王の父スネフル王は自分が生きている内に3基のピラミッドを作らせた。しかしその何処に埋葬されたかは分かっていない。その内の2基が、屈折ピラミッドと赤ピラミッドである。

 

 

 

バスは屈折ピラミッド、赤ピラミッドの2基のピラミッドが見えるポイントで写真撮影の為の停車をしてくれた。砂漠の真ん中で360度に渡って地平線が見える。

 

外側の階段を30mぐらい登ると入り口があり、奥の部屋に通じる長さ70mの下り通路がある。

  

内部の通路は腰を屈めて歩く必要があり、入るのが一番きついと言われている。中に入っても壁画やレリーフは無い。

 

  

表面はかなり風化が進み痛んでいる。

  

  

考古学博物館に展示されていたものと同じ形の書記官の像が置かれている。