スフィンクス 

 

ピラミッドをバックにするスフィンクスの像は幼いときから一度は見たいと、思い描いていた光景であり心時めいていたが、今やっとその願いが叶い、現物を目にすることができる。

 

しかし、こうしてスフィンクスの前に立つとそれほど大きな感動は得られない。もっと壮大なスケールで、もっと神秘的なイメージを持っていたのだが、何かが違う。

 

観光化の促進、ギザ市内からの近さなども上げられるだろうが、海外旅行を続けるに従って世界にはこれに劣らない素晴らしい世界遺産が幾つも有ることを自分の目で確認して来ており、今は自分の目が肥えている事も上げられるだろう。

 

以前はあご付けヒゲを付け、色彩が施されていたそうだがそれを伺い知ることはできない。

 

スフィンクス像は、ここに有った大きな一枚岩が邪魔だったので退けようとしたが困難で、カフラ王に似せた彫刻物としてここに残したそうだ。

 

 

スフィンクスの前足と人間の身長との対比でその大きさは分かってもらえるだろう。

 

後ろ足

 

尻尾

 

  

スフィンクス観光の後、駐車場を出た直ぐの路地に行くと観光用のラクダが数頭待機していた。