ラムセス4世の墓 

この墓の中ではガイド案内の説明が禁止されているそうで、入り口の看板の前で概要の説明を受けた。

 

第20王朝時代、ラムセス4世が生きている間に岩窟した。19世紀の前半に発見され、王家の谷で最初に発見さた墓の一つである。壁の一部にキリスト教徒が十字架を書き残している。3100年前に作られたが壁のレリーフは綺麗で保存状態は良いほう。

 

19世紀の前半から20世紀の前半に掛けてヨーロッパから来た冒険者と歴史家達は、この窟が涼しかったので宿泊所として使用した。象形文字を解読したフランス人のジャン・シャンポリオンも1829年に3ヶ月間この墓の中に泊まったそうだ。

 

玄室に下る通路の天井は他の墓より少し高く、通路の壁や天井には綺麗な宗教的な模様が描かれている。

 

 

 

  

 

 

 

 

玄室に入る途中の通路の天井に背中合わせの空の女神が描かれている。

  

奥の玄室には今もミイラが納められた花崗岩で作られた棺が置かれいてる。棺の蓋の上には王の像が綺麗に刻まれている。棺の周りには守り神であるイシス女神と魔法の女神が彫って有る。