列柱廊 

2列で14本の高くて大きな砂岩の柱が立っている。ここは昔天井が在った中庭だが、現在は天井は落ち梁だけが残っている。

 

柱の頭部は綺麗に咲いているパピルスの形で造られている。

 

 

 

 

柱の横側で1989年に大理石で造られた綺麗な24体の石像が発見され、現在ルクソール博物館に展示されている。ここにはその内の3体が残っている。この24体の石像はラムセス2世が造ったと思われたが、顔つきや身体の特徴からツタンカーメンが造らせたものである事が分かった。

 

隣に王妃が座り、愛情の表現として王の肩に自分の右手を置いている。王妃の首は別の場所で発見され6年前に修復された。

 

ツタンカーメンは第18王朝時代に10年間ぐらいエジプトを統治した。ツタンカーメンが亡くなった後100年ぐらいしてからラムセス2世が即位し、その時ツタンカーメンの像が気に入ったのでツタンカーメンの名前を消して自分の名前を書き入れたと考えられている。

    

ラムセス2世座像

 

ラムセス2世座像の裏側