スフォルツェスコ城 

スフォルツェスコ城に到着すると日本人女性の現地ガイドが既に待っていた。イタリア人のルーズさに比べるとやっぱり日本人は時間に厳格だ。

 

フィラレーテ門の前には大きな噴水がある。

 

 

スフォルツェスコ城はミラノのルネッサンス期最大の宮殿であり、かつての領主ヴィスコンティ家の城跡にフランチェスコ・スフォルツァ公爵の命により1450年に城兼要塞として建てられたもの。

 

観光客はまばらで城壁内は静けさが漂っている。城壁の作りはドイツの城ともイギリスの城とも異なっている事に気付く。城と言ってもそれらしい建築物は無くレンが造りの城壁しか目に付かない。一辺が200mの城壁に四方を囲まれた中庭に入ると同じ様なレンが造りの建物が有り、市立美術館になっている。

 

 

 

 

 

 

この市立美術館は入場無料なだけあってあまり見るべき美術品は無かった。

 

 

 

 

 

 

ミケランジェロが死直前迄製作を続けていた未完の大作“ロンダニーニのピエタ”が展示されている。

 

右腕近くに別の腕だけが一本不自然に彫られているのだが、果たして此れが未完成の状態なのか、その腕と繋がる部分が欠けてしまったのかは不明である。