仏国寺 その3 

 
更に奥に進むと、昆廬殿に到達した。ここも綺麗な色彩が施された御堂で、中には昆廬遮那如来仏が安置されていた。

 

 
普通の如来像の様に思えたが、よく見ると日本では余り見かけない“智拳印”と言う印相をしている。日本の仏像では同じ智拳印でも左右の手の組み方が全く逆なのが一般的である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
ここから出口の方に引き返す途中に極楽殿がある。

 

 
ここも綺麗な色彩が施された御堂で、中には阿弥陀仏が安置されていた。新羅仏教彫刻を代表するものだと言うが、青銅製の上に金色が隙間無く塗られているのには歴史的重みが感じられなかった。ここでまた気が付いたのだが、仏像の後ろの壁面に描かれている仏画も韓国の寺院で見られる独特の様式と思われる。