市内の交通と文化 

車も渋滞しているが歩道もなりの人混み。警察も排気ガス対策のマスクを着けいてる。

 

この国ではジャスミンの花輪をルームミラーに掛ける事が多い。これは安全祈願の意味があり、ドライバーはこれが枯れない内に新しいものと交換する習慣が有るとのこと。日本でも最近ルームミラーに邪魔になるほどレイを下げている輩らがいるが、これとは全く意味合いが違う様だ。

 

タイ人は金(コールド)や宝石の装飾品を身につけている人が多いがこれは単なる装飾品ではなく、貯金的意味合いが有る。お金に困った時にはこれを売ると言う。何処でも現金に還元出来るのが良いらしい。
またこの事とも関連して、タイでは身元の分からない死人が出ても葬儀が行われると言う。何が関連しているのかと言うと、身につけた宝石類がその葬儀代に使われるらしい。本当か嘘か知らないが、救急車を呼ぶとそれよりも先に霊柩車が到着する事もあるとの事。葬儀代よりも高い宝石を身につけた人が多いと言うことなのだろう、余ったお金は当然葬儀会社が頂く事になる。

 

この国では貧富の差が激しくスラム街も存在して小学生でも自立生活をしていると言う。国民の93%は小乗仏教徒であり男性は一生の内一度は仏門に入ると言う。金持ちが貧乏人に施すことは功徳の一つと考えられており、そのような人の寄付で葬儀がまかなわれるとも聞いた。心豊かな国、それがタイだ。

 

食生活では、タイ人のほとんどは外食で済ませ、家庭内で料理する事はないと言う。その方が食材を無駄にすることもなく安上がりで済むらしい。至る所に早朝から深夜まで屋台が出ていて、多くの人が食事している風景を目にする。食材をマーケットで買ってそれを持ち込み適当な料理をして貰えるレストランも多い。