城隍廟 

 
小さな家のひしめき合う一角に屋根に龍の飾りの有る建物があり、これがお寺なのである。

 

 
どこがお寺の入り口か分からないような狭いゲートをくぐり抜けると、様相はがらりと一転して色彩きらびやかな本堂に出た。

 

 

 

 
天井の梁も色彩豊かで、日本の東照宮を思い浮かべる。

 

 

 

 
祭りの時に使われる人形なんだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
中は迷路のように幾つもの部屋が続いており奥に進むと、大きな金色の布袋が奉られた堂が有った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
更に奥に進むと、突然爆竹の音と、カン高いラッパの音、民衆のざわめきが聞こえてきた。急いでその音がする方向に向かうと、大勢の人垣が出来ており、台車に乗せられたみこしが引き回されていた。また近くで耳をつんざくような爆竹が破裂し、柄の長いラッパが大きな音を立てる。