ムスタファ・ホテル 

 
昨日宿泊のミム・ホテルとは比べ物にならない位の立派な設備を持つ大きなホテルである。

 

 
部屋の鍵を受け取り、4階へ昇るためエレベータを待ったが降りてきても扉が何時まで経っても開かない。ここのレベータの扉は一般常識では考えられない手動扉であり、しかもスライド式の扉ではなく手前に引いて開く扉なのである。更に、エレベータに乗り込むと中扉が無いため、上昇するときにコンクリートの壁が直に現れている恐ろしい構造である。うかつに扉側の壁にもたれていよう物ならば、擦られて怪我をしていまう。こんな高級なホテルであるにも関わらずどうしてこの様な危険なエレベータを使用しているのか分からない。

 

 

靴磨き台

 

 
部屋に入ると広々とした眺めの良い間取りであった。

 

 
バルコニーに出てみると肌寒い。真下にはプールが見え、遠くには侵食された断層の見える山が見え、その上空には気球が浮かんでいるのが微かに確認できる。

 

 

 

 

 
ホテルの周辺を廻ってみると、日当りの良い側の軒下に沢山の鳥がさえずりながら忙しく羽ばたいているのが目に止った。近くに寄ってみるとツバメに良く似た鳥が10数羽ほど同じ場所に巣作りを始めている。我が家でも今年は1ヶ月ほど早めにツバメが戻ってきたが、ここには完成した巣は一つも無い。今年初めて巣を掛けるのだろうか?