モハメッド・アリ・モスク 

高い城壁に囲まれた中に入りバスを降りて歩くとモスクが見えてきた。

 

 

 

 

高さ82mのミナレットが2本あり、その中には螺旋階段があり登れる。昔は礼拝の時間になるとこの塔に登りのバルコニーから人が呼び掛けていた。ミナレットは大理石で作られており、先端にはモスクの印として三日月と星が形取られたものが付けられいている。

 

モハメッド・アリ王は1805年〜1848年までエジプトを統治し、近時代を開いてモハメッド・アリ王朝時代を創始した王で、とても高く評価されている。

 

モハメッド・アリ・モスクはモハメッド・アリ王により1857年にイスタンブールのブルーモスクに似せて作られた、城の城壁中にあるモスクである。

 

 

中庭には身体を清めるロココ調の水場が設けられている。イスラム教徒は祈りの前には必ず身体を清めなくてはならないので、ここで両手、顔、髪の毛、両足、を3度洗い清めてから礼拝した。しかし、現在は水も出ず使われていない。

 

 

 

中庭にはエジプトでは最も高い時計塔がある。これは、モハメッド・アリ王がルクソール神殿の前にあったオベリスクをフランス皇帝に贈ったのでそのお返しにもらったもので現在は壊れて動いておらず修理中である。

 

カイロ全景が見渡せるのだが、土の様な茶色い建物で埋め尽くされた風景は少し異様で殺伐とした感じを受けた。